太陽と月と花火と

不確かな記憶の中に生きている

銭湯のはなし。

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この間、銭湯に行ってきた。

といっても都会に銭湯だけで残っているお店はないらしく、ホテルの大浴場を宿泊客以外でも入れるようにしてくれているところに行ってきた。

どうやらなつみさんは銭湯が大好きらしく、湯船がない家に住んでばかりなのも相まってか、沖縄市にいたころはよく銭湯に行っていたらしい。

かくいう私は県外に出たときにしか行ったことがなく、かつそれが決まって寒い時期だったので、沖縄で銭湯に行こうと思ったことすらなかった。

ふたりで住み始めた老朽化まっただ中のアパートには、バストイレは別だけれど、湯船はなく、温度調整が極めて難しい給湯器から出るシャワーのみだった。

そんな中、銭湯のよさについて語られでもしたら、自ら調べて、かつTwitterで知り合いに情報をもらい、ネットで入浴料が探せないホテルの大浴場なんて探しあてることに時間はかからなかった。

 

「1時間くらいで」なんて約束して入った銭湯もとい大浴場は、平日だったこともあってか思っていたより閑散としていて、パーソナルスペースを死守するための変な気のハリカタをしなくて済んだ。

汗を流し、身体を洗い、ひとりには大きすぎる湯船につかって、のぼせる前に冷水を浴びる。2度繰り返したところで、脱衣所にある水を飲み、3度目の湯船につかっていたら、約束の時間が過ぎてしまいそうだった。

 

先に出ていたなつみさんと合流し、「2回も入ったよ!」って嬉しそうに話すもんだから3回入ったって言えなかったことを、ブルーシールのアイスクリームと一緒に飲み込んだ。

 

すてきな ちょっとした 非日常でした。